<築地移転>土壌汚染除去の実験で濃度低下(毎日新聞)

 築地市場(東京都中央区)の移転予定地になっている江東区豊洲の土壌汚染問題で、都は10日、一部で汚染を除去する実験を行った結果、有害物質の濃度が環境基準以下になったとする中間報告をまとめた。都は移転用地の取得費を含む新年度予算案を定例議会に提出しており、反対姿勢を強める民主党の理解を得たい考えだ。

 実験では、移転用地のうち高濃度の汚染物質が検出された16カ所を選定。実際に行う土壌汚染対策工事と同様の複数の方法で除去作業を行っている。

 中間報告には、このうち洗浄または加熱処理をした5カ所の実験結果が盛り込まれた。現状では環境基準を超えているベンゼンやシアン化合物などの濃度を基準以下にまで処理することができたとしている。実験は6月末ごろ終了する見通し。

 岡田至市場長は「実験を重ねれば、業界の関係者や都民にも安全を示すことができる」と話した。都議会民主党の大沢昇幹事長は「巨費を投じての対策が妥当なのか、環境基準以下を維持することが可能なのかが問題。都が現在地の再整備を再検討しない限り、予算案には賛成できない」としている。【市川明代】

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